ヘンプ読本

麻でエコ生活のススメ

 

究極のLOHAS植物ヘンプのすべてがわかる本

大人気のヘンプアクセサリー

バランスの栄養価で注目されるヘンプオイル等など暮らしに楽しく取り入れる方法を紹介

ヘンプとは、麻の英語名でアサ科の一年生植物。大麻草のこと。

世界各地で栽培され、3か月で3m以上に成長し、農薬や化学肥料がほとんどいらないという特徴を持つ。

スローライフやLOHASなどのキーワードとともに、これあらの社会に不可欠なキーワードとともに、これからの社会に不可欠なアイテムとして紹介されるヘンプ。衣料、食品、化粧品、紙、住宅建材、プラスチック、エネルギー、、、

ヘンプの様々な使い方・使われ方を解説

大麻草というと誤解されがちだが、いわゆる大麻は、法律上、花穂と葉のことで、ヘンプは種子と茎からできた素材のことをいう。

ヘンプは、スローライフやロハスなどのキーワードとともに、これからの社会に不可欠なアイテムとして良く紹介される。

オーガニックコットンと並んで自然派志向の定番ともなったヘンプの衣服。従来のリネンやラミーのような麻製品にはない、やわらかない肌触りと風合いを好む人が増えている。

若者が身に着けているネックレス、ブレスレット、携帯電話のストラップなどの紐の材料がヘンプだ。既製品を買うだけでなく、ヘンプの紐さえあれば、自分でいろいろな形に編めるのが魅力的だ。

ヘンプの種子は、麻の実と呼ばれ、七味唐辛子の一味として食べられてきたが、卵や肉に変わる栄養価の高い食材として見直され、麻の実料理という料理ジャンルが生まれた。

種子からとったヘンプオイルは、食用オイル、化粧用オイルの両方に使える。食用は現代人の食生活で不足しがちな栄養を補い、化粧用は浸透力と保湿性に優れた美容オイルであり、ヘンプオイルを使ったスキンケア商品や石鹸が注目されている。

衣と食の分野にとどまらず、住の分野にもヘンプ素材が広がっている。断熱材、壁紙、布団、シーツ、炭などの寝具やインテリアの分野で商品化されている。ヘンプ素材で内装リフォームをした部屋は、湿度が調節されるうえ、なんとも言えない落ち着きのある空間となる。

実はヘンプという植物は、あらゆる生活用品になるだけでなく、日本の文化と歴史に深い関係がある植物でもある。ヘンプは古来より、麻、または大麻草と呼ばれ、霊力のあるものとしてあがめられ、神社や神事に使われてきた。弓、花火、凧揚げ、お盆、麻の葉模様、書道、結納、たいまつなど日本の伝統文化を支える重要な素材のひとつであり、各地に麻の文化財がたくさん存在する

なぜここへきてヘンプという植物が注目されだしたのだろうか。ヘンプは地球上のあらゆるところで栽培可能で、3か月で3mになる生産性の高さと、さまざまな製品に活用できる応用性から、植物資源の代表選手。持続可能な社会の実現のため、石油から植物へという大きな時代の変革の流れにあった素材だからではないか。

さらにヘンプが魅力的に見えるのは、国際条約や、大麻取締法の規制の影響によって、今までは利用する必要のない植物と烙印が押されてきたというユニークな歴史を持つから。

本書では、ヘンプの日本名を大麻草で統一している。

1.ヘンプの基礎知識

縄文時代から使われてきたヘンプ

ヘンプとは、中央アジア原産で世界各地に分布するアサ科の一年草である。学名:カンナビス・サティバ・エル)、日本名で大麻草、または大麻と呼ばれる植物の事である。

世界で20数種類もある麻の一種として知られている。

日本では麻というと、古くから大麻草のことを指すが、広い意味で大麻草に類似した繊維作物の総称としても使われている。

同じ「麻」という文字を使う植物には、アマ科の亜麻あま、イラクサ科の苧麻ちょま、̪シナノキ科の黄麻こうま(ジュート麻)、アオイ科の洋麻(ケナフ)、

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