毒舌キャラ・潔癖症キャラで人気となった坂上忍さん。あるドラマで共演したトレーナーさんとの出会いがきっかけで、今では愛犬家としても知られています。
昨年、日本テレビ系「天才!志村どうぶつ園」で、坂上忍さんが愛犬11匹との生活が公開されました。そして12匹目に飼い始めたのが前足のない捨て犬サンタ。
坂上さんはサンタに義足を作ってあげようと決意しますが、もちろん一筋縄ではいきません。今回は、そんなサンタと、坂上忍さんの義足修行について調べてみました。
サンタとの出会いは志村動物園
坂上忍とサンタの出会いは、天才志村動物園の企画で訪れた筑波の保護施設でした。黒い体毛が特徴で、施設では「サンタ」と呼ばれていました。
サンタは前足を事故でなくし足が1本ありません。犬種は雑種で年齢は約4歳です。 サンタはどうやら猟銃で撃たれてしまったようです。とても残念なことです。
そして坂上さんはサンタを自分が飼う人生最後の犬と決めて飼うことにしたのです。太陽のように輝く人生を送ってほしいと言うことと、筑波の保護施設から引き取ったことから、「筑波サンタ」と名付けました。
そんなサンタに元気で走り回ってもらいたいと言う気持ちから、坂上さんは義足を作ってあげたいと思いました。
サンタ、義足の修行
前足が無いという事は散歩も十分にはできません。 しかし、坂上さんは大変だということをわかっていたにもかかわらずサンタを飼うことにしました。
坂上忍さんが飼い始めた愛犬サンタ。しかし、坂上さんは安易に受け入れたのではなく、他の犬達と仲良くやっていけるのか、サンタの事や他の犬たちとの関係性も考えながら決意したのです。
坂上さんはサンタと毎日散歩をします。 しかし、サンタには左前足がないため散歩もまともにすることができません。どうしても右足のほうに重心が片寄ってしまい、上手く歩行ができないのです。 本来足が4本あるのが普通ですから、上手く歩けないのは当然です。
そんなサンタを見かねて坂上さんは左前足に義足をつけてあげることで、もう一度サンタに元気に走りまわってもらいたいと考えました。
サンタの義足作りを担当するのは、今までに10,000匹以上の動物たちの義足や車いすを作成してきた東洋装具医療器具製作所の義足技師、島田さんです。しかし、サンタの義足作りは、なかなかうまくいきません。
最初に作った義足は、サンタにとって違和感が大きく、積極的に歩きたがらりません。ついには散歩中に途中で座り込んでしまいました。
サンタの現在。義足修行の成果は?
サンタのために義足の製作とテストを繰り返しながら坂上さんは考えました。「サンタのために優しく接するのか」それとも「心を鬼にして接するのか」。
坂上さんは、義足の修行について迷いがありました。それでも坂上さんは、サンタに元気に走り回ってほしいと思い、更なる義足の改良を島田さんにお願いします。まともに散歩もすることができないようでは体力がどんどん無くなり、みるみる弱っていくからです。サンタの体力が衰える前に義足に慣れさせておきたかったのです。
そして改良の結果、なんとサンタは、義足に体重をかけて歩き出したのです。まだまだ元気に走り回るところまではいきませんが、他の犬達と触れ合うことができたサンタは、とても幸せそうでした。義足は更なる改良が必要ですが、最終的な方向性は決まりそうな感じだと坂上さん本人も言っています。
まとめ
ネット上では賛否両論で「散歩訓練を無理強いしている」「虐待にしか見えない」など様々な声が聞こえてきます。犬は話せないのでコミュニケーションが上手く取れず、悩むこともあるでしょう。
しかし普通なら義足をつけてあげようなんて考えないと思います。それ以前に動物保護施設からハンディキャップのある動物を引取、育てようと思いますか?
坂上忍さんの犬に対する愛情と接し方に対しては素晴らしいと思います。まだまだサンタの修行と義足の改良は続くと思いますが、きっと坂上さんの熱い想いは幸せを招くと信じていたいですね。頑張れサンタ!