TBSの人気アナウンサーである安住紳一郎さん。アナウンサーといえば有名大学出身の方が多く高学歴なイメージですが、安住さんの大学時代が気になるところです。今回は安住さんの学生時代を中心に調べていきます。
大学受験で失敗し浪人生活へ
安住紳一郎さんは1973年生まれということで、世代的には『団塊ジュニア世代』ということになります。『団塊ジュニア世代』というと、ものすごく同世代の人数が多くて大学受験が大変だった世代だそうです。
現在の大学受験者であれば、1学年120万人くらいですが、安住さん世代だと1学年で210万人もいたんだそうです。その為、安住さんも大学受験ではとても苦労されたようで、大学受験で失敗し浪人生活に入ります。
安住さんの地元近くには予備校が無いとのことなので、埼玉県に出てきて一人暮らしをしながら、代々木ゼミナールで浪人時代を過ごしたそうです。因みに現在では、大学定員よりも受験者数の方が少なく、数の上では『大学全入時代』と言われています。
大学で教員免許取得
一浪された安住さんでしたが、明治大学文学部日本文学科に入学されました。ここに入学された理由は国語の教師を目指していたからとのことです。実際に、安住さんは明治大学文学部在学中に、『中学校の国語教諭』の教員免許を取得しております。
安住さんのお姉さんである柏倉早智子さんが高校教師であり、安住さんもお姉さんのように教師を目指されたのですね。
ちなみに安住さんがアナウンサーとなったきっかけは、彼はもともとアナウンサーになる予定はなく、学生時代には教育実習も済ませていて、大学卒業後に就職する高校も決まっていたのですが、大学の掲示板に貼ってあったアナウンサー募集のポスターを見て、『教師もアナウンサーも大人数とのコミュニケーションという点で同じだ』ということで、記念受験でアナウンサーの試験を受けました。その結果、TBSに合格して入社することとなりました。
恩師が明かす学生時代とは
大学時代の恩師は、教育学者であり明治大学文学部教授の齋藤孝氏。安住さんは国語の教員免許を取るために、齋藤教授の講義を受けていたそうですが、齋藤教授も安住さんの印象は強烈に残っているそうです。
たくさんの生徒がいる中で、とにかく目立っていたらしい安住さん。齋藤教授曰く当時から喋りが上手かったんだとか。ある時、齋藤教授が
「誰か前に出てきて、ちょっと5分くらい話をしてみないか?」と言ったところ、あまり出てこない中で安住さんが挙手したそうです。そして安住さんは、5分どころかなんと40分くらいノンストップで、しかもとんでもない速さで、意味のあることだけを話続けたそうです。
齋藤教授も「20年務めて安住君が一番プレゼンテーションが凄かった!」と太鼓判を押されたそうですよ。
まとめ
大学受験を一度失敗し、一浪で明治大学の文学部に入学して、国語の教員免許を取って卒業後には『高校教師』という道があったものの、『アナウンサー』になった安住さん。
全くアナウンサーになるつもりはなかったというのが驚きでした。『教師もアナウンサーも大人数とのコミュニケーションで同じ』という考えで、自分の道を切り開いていった安住さんに感服です。今、様々な番組で活躍中の安住アナウンサー。これからも、安住アナウンサーの活躍を応援します。